入浴介助する前に確認しよう
利用者さんは常に入浴ができる状態にあるとは限りません。入浴前にはお変わりなく見えても、入浴中に体調が変わってしまうこともあります。
また、お風呂に入ることは日常生活の中で欠かせない行為です。清潔のためだけではなく、心身の疲れを取り、気持ちをリラックス、リフレッシュする効果もあります。お風呂が好きな人は多いと思います。
これらの意味から、体調面と気持ちの面の両方からのアプローチを心がけます。
入浴しても大丈夫? 〜観察・確認のポイント〜
バイタルサインの測定値に異常はありませんか?

まず、お風呂に入って大丈夫な体調なのかを確認します。
確認する項目は、
- バイタルサインの測定値(体温、脈拍、血圧、SPO2)
- 表情、顔色
- お声かけした時の反応(いつも通りか、いつもと違うか)
- 食事、睡眠、排泄状況などの情報
などです。
利用者さんは入浴することをどう思っておられますか?

利用者さんの意思を尊重し、必ず確認します。お風呂に入りたい人、今日は入りたくない人、一番風呂が良い人、午後から入りたい人、いろいろではないでしょうか。
業務的には入って頂かないともちろん困るのは分かりますが、上手にお誘いすることができれば、お互いが気持ちよく入浴に移れます。

入浴の判断に迷う時はとにかく相談しよう。

入浴しても大丈夫かどうかは迷う時は、同じユニットの職員と話した上で、最終的な判断は看護師さんや介護リーダーさんに確認しましょう。
同じユニットの職員と利用者のことを随時話すことで、お互いが情報共有できます。
逆に黙って仕事していると、直接ケアに携わっている人以外には情報が行き届きません。自分の不安を解消することもできますし、意識的に発言していきましょう。
状況に合わせて入浴の仕方を工夫しましょう
普段の入浴介助の方法は、ADLや嗜好、既往歴などを考慮した上で、既にケアプランや基礎情報書などに記録されていると思います。また、状態が変わる度に、医療職や管理者、リーダーからの指示が出て、申し送りをしながら対応されていると思います。
今日、自分が入浴介助する時に、利用者さんの状態や意思が変わる可能性は十分にありますので、その時の利用者さんの状態に合った入浴方法を選んでいきましょう。
この他にも細やかな配慮と工夫をしていきましょう。